中古部品の品質について

一概に中古部品といっても、状態は様々であり、品質にも差が生じることはご存知でしょうか。安心・安全に車を乗り続けるためにも、修理する際のパーツ選びは重要です。

 

本記事を読むことで、中古部品の管理体制について。また、パーツの種類によって違ってくる、品質面について理解することができます。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

 

【中古部品の品質管理】

 

徹底した品質管理を行うため、市場にでるまでに様々な工程があります。

複数ある工程のうち3つを紹介していきます。

 

・パーツの選定

 

廃車となる車から、パーツを取り外し選定していきます。

自動車としては機能しなくなっても、部品としては使えるものも多いです。11つ手作業で、プロの厳しい目で品定めしていきます。

カルテに、車両情報や各部品の詳細を記入し、データ管理しています。

 

・テスターチェック

 

国家資格保有者が、作業指示書にそってテスターチェックを行います。

各種テスターを使い、品質面に問題がないか厳しく検査します。各パーツによって使用するテスターも違うので、用途に応じて行っています。

 

下記が主なテスターです。あくまでほんの一部ですが、これらの機器を使用しています。

 

【反射式温度計】

エンジンの各シリンダーが、均一に燃焼しているか判別する機器です。

 

【クーラーコンプレッサーテスター】

フロンガスが注入されていない状態で、コンプレッサーの良否判定をしてくれます。

 

CO2リークテスター】

ヘッドガスケット不良で見られる、ラジエーターの吹き出しを検知できる機器です。

 

・目視チェック

 

パーツをきれいに洗浄した後、キズ・損傷がないか目視確認します。

テスターを使って確認することも大切ですが、熟練したプロの目で品質チェックすることも欠かせません。

この工程で基準をクリアしたパーツは、部品倉庫へと移り、保管されます。

 

【中古部品、品質面における2つのグレード】

 

中古部品には、2種類あります。各パーツには特徴があり、品質面に差が生じます。

それぞれ解説していきます。

 

・リユースパーツ

 

リユースパーツは、リビルトパーツよりも安価ですが、品質面では劣ります。

洗浄や研磨程度の手は掛けられていますが、一般的には補修・整備などは行われません。元の車についていた状態のまま市場にでます。

 

・リビルトパーツ

 

新品に近いパーツであり、リユースパーツよりも高品質です。

「分解・修繕・洗浄・再構築・検査」の5つの工程をクリアしているため、安全性も高く、耐久性に優れています。自身の車を長く乗り続けたいユーザーには、リビルトパーツでの修理をおすすめします。

 

【まとめ】

 

中古部品の品質について、参考になったでしょうか。

様々な品質チェックがおこなわれており、プロの視点から安全性を追及しています。また、パーツによっても種類があり、特徴が違います。

 

吉澤商店では、リビルト商品をはじめ、多種多様なリサイクルパーツを取り扱っております。

中古パーツの購入を検討している方は、ぜひ、弊社にご連絡ください。